山の上に巨岩がいくつもころがっています 撮影日;2013.10.21
「八つ岩」と言われ、石上神宮の奥の宮として崇められています
言い伝え・・・「むかし、出雲の国のひの川に住んでいた八岐の大蛇は、一つの身に八つの頭と尾とをもっていた。素戔鳴尊がこれを八段に切断して、八つ身に八つ頭が取りつき、八つの小蛇となって天へ登り、水雷神と化した。そして、天のむら雲の神剣に従って大和の国の布留川の川上にある日の谷に臨み、八大竜王となった。今、そこを八つ岩という。
天武天皇のとき、布留の物部邑智という神主があった。ある夜、夢を見た。八つの竜が八つの頭を出して一つの神剣を守って、出雲の国から八重雲にのって光を放ちつつ布留山の奥へ飛んできて山の中に落ちた。邑智は、夢に教えられた場所に来ると、一つの岩を中心にして神剣が刺してあり、八つ岩は、はじけていた。そして一人の神女が現れて、『神剣を布留社の高庭にお祀りください』という。そこで、布留社の南に神殿を建て祀ったのが、今の出雲建雄神社(若宮)である。」という
注連縄が張られた岩は、岩の割れ目から水が湧き出すそうです
が、割れ目があるようには見えませんでした
北側にも大きな岩があります
バクチ石と呼ばれるようです
遠い山奥で見つかることがない為、昔ここでバクチを打ったと伝わります
天理市の長滝町・福住町・岩屋町に亘る高い嶺に有り、北西側は開けていて、平城宮跡も見えます
参照;記紀・万葉でめぐる天理
★所在地;天理市長滝町
★交通;JR・近鉄天理駅より バスで「上入田」or「国道福住」下車 徒歩40分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由ですが、自己責任で
★問合せ;0743-63-1001(天理市観光協会)
道は地図に載っていますが、かなり荒れています
途中、廃車あり、崖崩れあり、最後は斜度40度ほどの急斜面(ロープが張って有ります)です