内山永久寺跡の南東にある尾根上に並んでいます 撮影日;2013.12.14
60基以上の群集墳「11B-38〜102」で、ほとんどが横穴式石室を有する小円墳(径10m前後)です
尾根から少し南に降りた所の一基、石室の奥壁部分が残る古墳が有ります「11B-77」かな?
径10mほどで、比較的墳丘も残っています
南に開口する横穴式石室で、全長4m程
残存長1.5m、幅1.2m、高さ1.5mほど
天井石も2枚残っています
この古墳から東側に、いくつも盗掘坑のある円墳が有ります
北側の尾根沿いには、石室石材と思われる石が所々に転がっています
さらに東側の尾根沿いにも盗掘坑のある円墳が並んでいます
ほとんど調査されていないようです
★所在地;天理市内馬場町
★交通;JR・近鉄天理駅より バスで「石上神宮前」下車 徒歩25分
★駐車場;なし
★見学; 自己責任で
★問合せ;
内山永久寺跡からおよそ15分ほどです
墳丘がたくさん有り、場所も不確かだったので見つけられるか不安でした
30分ほど探し回って見つけました
≪行き方≫内山永久寺跡から南へすぐ、内山永久寺跡高見台を過ぎると二股に道が分かれています
左手の細い道を進んでいくと柿畑が広がる場所に出ます
右手に小川が流れ出てくる所があるので、椿の木は倒れ掛かっていて通りにくいですが、くぐり抜けるとすぐ、左手の崖を登って尾根に上がります
そのまま尾根を進んでいくと、突然開けた場所に出ます
二股に分かれているので、右手の坂を少し下っていきます
すぐに墳丘が見えるので、南に回りこむと石室が開口しています
二股の左の坂を上っていくと、両側に石材が転がっていて、さらに進んでいくと、いくつも盗掘坑のある円墳が在ります
他には石室が開口する古墳は見つけられませんでしたが、じっくり探せばまだ在るのかもしれません