とても大きな五輪塔です 撮影日;2013.11.24
鎌倉時代後期の正応5年(1292)の造立です
昭和32年2月19日に重要文化財に指定されました
伝承では、木津川の氾濫で亡くなった人々の供養のために建立されたとされます
この五輪塔は、古い惣墓全体の総供養塔として造立されたそうです
(惣墓とは、庶民個人の墓が普及する以前の共同墓地のこと)
現在は五輪塔と観音石仏や小石仏・板碑などが残されるだけですが、かつて約千坪(3000基)の広大な墓地が広がっていたそうです
墓地は、昭和7年東方斜面(東山墓地)に移転しています
五輪塔背後に並ぶ石像中央に十一面観音石仏が有ります
右手錫杖・左手宝瓶蓮華の所謂長谷寺型で像高約1m足らず
紀年銘はありませんが、室町後期の作のようです
★所在地;木津川市木津清水
★交通;JR木津駅下車 徒歩6分
★駐車場;有りません
★見学;見学自由
★問合せ;