無名墳ですが、巨石を使った石室が有ります 撮影日;2013.12.22
近接して3基の古墳が築かれています
こうぜ古墳の東約150m・小さな谷を2つ挟んだ尾根の先端部付近に在ります
遺跡地図の「14B-184」は、径11mの円墳です
墳丘は残っていますが、封土はかなり崩れています
南に開口する横穴式石室が有ります
巨石を使った見ごたえある石室です
玄室は長さ4m・幅2m・高さ3mほど
羨道部は幅1.2m・高さ50cmほど、長さ不明
天井石は1枚で、とにかくでかい石です
すぐ東側に、径1.5mほどの円形の穴が有ります
これも古墳でしょうか?
尾根の先端部にも石室が開口する古墳「14B-247」が有ります
開口部は非常に狭く、内部の様子は分かりませんでしたが、立派な石室が残っているようです
いずれも調査はされていないようです
遺物の報告もありませんが、7世紀初め頃の築造でしょう
★所在地;桜井市浅古字伊丹宮
★交通;JR・近鉄桜井駅より バスで浅古下車 徒歩8分
★駐車場;なし
★見学; 自己責任で
★問合せ;
ものすごい薮で、たどり着くのはたいへんでした
秋殿古墳群(秋殿南古墳・こうぜ古墳)東側、舞谷古墳群の西側に有ります
↑南から↑ ↑西から↑
≪行き方≫
桜井中学校の北側の尾根先端に小さな小屋が見えます
伊丹宮古墳(仮)は尾根の西側に有りますが、現状ものすごい笹薮で侵入は難しいです
小屋の裏を通って、尾根の東側に回ると、何とか尾根に登っていける場所が有ります
登るとすぐ「14B-247」です
墳丘を乗り越えて、左手の斜面を下っていくと小さな墳丘が見えます
(狩猟対象地区なので、見学はじゅうぶんに注意が必要です)