太秦古墳群では墳丘が完全に残る唯一の古墳です 撮影日;2014.05.25
径37m・高さ6m(深さ2mの周濠が有り、もっと高く見えます)の二段築製の円墳です
北西部に造り出しが有ります
墳丘のテラスの部分には円筒埴輪列、造り出し部でも円筒埴輪列が確認されています
他に人物・家・盾・鶏・水鳥などの形象埴輪も出土しました
埋葬施設からは、短甲・鏃・斧・馬具などの副葬品が出土しています
出土物の性格から、この地域で活躍した渡来系の騎馬術を先駆けて取り入れた武人の墓と推定されています
築造は5世紀後半と考えられます
墳頂部には竪穴式の埋葬施設が在りました
(コンクリートで場所が分かるようにして有ります)
この古墳には二つの伝承が有ります
一つは「スクネの墓」と云われ「野見宿禰の墓」と伝承されています
もう一つは神武天皇の東征軍将軍の一人の墓であるとも伝えられます
太秦高塚古墳は平成9年11月3日に寝屋川市の史跡に指定されています
平成14年4月1日に「太秦高塚古墳公園」として整備保存され、開園しています
★所在地;寝屋川市太秦高塚町358付近
★交通;JR東寝屋川駅下車 徒歩15分
★駐車場;スペース有り
★見学;自由
★問合せ;072-838-0188 (寝屋川市教育委員会)