
古墳の上に稲荷神社が建っています 撮影日;2014.12.07
径約33mの円墳です(平尾稲荷山古墳とも言われます)
葺石・埴輪が有ったことが確認されています
埴輪はⅡ期の鰭付円筒埴輪で、古墳時代前期後葉に位置づけられます
平尾城山古墳の後に築かれたようです
鳴子川の北岸に位置し、ここは今城跡です
弥生時代の遺跡でも有ります


社殿の後方に竹薮があり、平尾城山古墳が有ります
かなり改変されていて、墳形は分かりづらくなっています
南西に主軸を持つ全長110mの前方後円墳です
後円部直径70m・高さ11.5m、前方部幅約38m
墳丘には葺石、埴輪が有りました
後円部には竪穴式石室1基、粘土槨2基が確認されています
石室は盗掘のため破壊されていましたが、全長7.5m、幅1.7mの粘土床が残存
割竹形木棺が納置されたと推測されています
副葬品は彷製三角縁神獣鏡の破片・石釧6個体分・鉄鏃33本(定角式2本、鑿(のみ)頭式31本)・鉄剣・鉄飽・鉄壁が出土
墳頂肩部に埋葬主体を円形に囲続する埴輪列が検出されています
円筒埴輪・朝顔形、家形・鶏形の形象埴輪があり、円筒埴輪の型式的特徴からⅠ期に位置づけられます


参道下の岩肌に横穴が有ります
北谷2号横穴です
4基有ったようですが、現在は1基のみ開口(木柵がされていて入れません)しています
★所在地;木津川市山城町北河原北谷
★交通;JR

★駐車場;なし
★見学;自由
★問合せ;