以前は手水鉢として利用されていたそうです 撮影日;2015.03.15
1990年に重要文化財に指定され、覆屋が設けられて保存されています
玉手山3号墳(勝負山古墳)から出土したものと伝えられています
長さ2.56m・幅0.9m
4世紀のものと推定されています
石材は香川県の鷲ノ山産の凝灰岩を使用して造られています
口縁部に日本独自に発達した直線と弧線千を組み合わせた幾何学模様の直弧文と呼ぶ線刻が施されています
同様の形態の石棺は、多くは四国の前期古墳から出土し、近畿地方では京都府八幡茶臼山古墳の舟形石棺と大阪府二本木古墳の割竹形石棺が知られています
玉手山3号墳は、安福寺の北側丘上に有る全長160mの前方後円墳です
大坂夏の陣では、このあたりの争奪が焦点となり、激戦が繰り広げられたことは有名です
墳頂部には竪穴式石室が在りますが、石棺「身」部分の存在は確認されていません
★所在地;柏原市玉手町7-21
★交通;近鉄河内国分寺駅下車 徒歩15分
★駐車場;有りません
★見学;自由
★問合せ;