細川家住宅・森家住宅
奈良の町屋の典型として重要な建築です 撮影日;2011.11.27 細川商店は「和ロウソク」の製造販売を行っていました 文化・文政年間(1804〜30)の祈祷札が残されている19世紀初頭の町家です 昭和45年3月に県の有形文化財に指定されています 表構えは、出入口を揚戸(あげど)、その両脇の上半を蔀戸(しとみど)、下半を揚げみせ(ぱったり床机)とし、北側の落棟部には太格子をいれています...
View Articleドント垣内4号墳
田圃の畦にポツンとかわいらしい墳丘が残っています 撮影日;2011.12.11 現状は径6mほどの円墳?です 高さ約2mの墳丘が残っています 四周が後世の削平を受けているため、墳丘を区画するような遺構が確認されず、墳形は不明です 墳丘は、現状のまま保存されるため調査はされていません すぐ西側にドント垣内5号墳・6号墳・7号墳が有ります (いずれも発掘調査後に埋め戻されています)...
View Article菟田野不動塚1・2号墳
落書きがあるのがちょっと残念です 撮影日;2011.11.15 1号墳は、全長50mの前方後円墳と推定されています 後円径約21m・高約4m、前方幅約20m・長約27m・高約4.5m 南側に自然石を用いた右片袖式の横穴式石室が開口しています 玄室長4.09m、高2.88m・幅2.21m、羨道長3.61m・高0.71m・幅1.48m...
View Article鶯の滝
江戸時代から名所として知られていました 撮影日;2011.11.27 水の落ちる音が鶯(うぐいす)の鳴く音に似ているというのでこの名がついたそうです 特別天然記念物・世界遺産である春日山原始林内 佐保川の源流に有ります 高さ8mほどの小規模な滝です 水量も比較的有ります 「やまとの水」にも選定されています 数年前まで「うぐいす亭」という休憩所があったそうです...
View Article弁天古墳群(御所)
3基の古墳で形成されています 撮影日;2011.12.11 ≪弁天塚古墳≫ 墳丘上は神社の祠が祀られています(弁天社) 径15mの円墳で横穴式石室があったようです 墳丘側面に石材が露出?とされていますが、落ち葉で分からず ≪弁天西古墳≫ 名前の通り弁天社(弁天塚古墳)の西側にある大きな円墳です 径20mで二段築造されています 横穴式石室があったようですが、未開口です...
View Article篭田塚古墳
墳丘全体が笹薮で覆われていました 撮影日;2011.12.11 径22mの円墳です 東側に横穴式石室が開口しているようです 巨大な石材を用いた巨石墳のようで、幅2m、高さ2m強、玄室長3mほどだそうです 築造は、古墳時代後期 訪問時、笹薮がひどく生い茂り残念ながら石室は確認できず ★所在地;御所市林 ★交通;近鉄御所駅より バスで「鳥井戸」下車 徒歩10分 ★駐車場;なし...
View Article北林古墳
二基の古墳が道路を挟んで石室が露出しています 撮影日;2011.12.11 ≪北林第1号墳≫ 道路の北側に有ります 墳丘はほとんど無く、辛うじて石室部分だけが見えています 径8mの円墳とされています 石室は崩落しているようで、ほとんど石室内は見れません ≪北林第2号墳≫ 道路を挟んで、南側に石材が見えます 1号墳同様、封土は消失して横穴式石室が露出しています...
View Articleボウジ古墳群
信貴山のどか村の西側の山中に三基の古墳が有ります 撮影日;2011.11.18 ≪ボウジ1号墳≫ 一辺15mの方墳だったようです 墳丘も多少残っていますが盗掘されて石室がむき出しになっています 巨石を使った無袖式の石室です 奥に横口式石槨が有りますが、玄室天井石は2枚だけ残存 石棺の底石が残っています 土師・須恵器・瓦器・鉄釘・金環刀装具などが出土しているようです...
View Articleビワノ木古墳
田圃の中に横穴式石室の石材が露出 撮影日;2011.12.11 墳丘は無くなっています 比較的大きな石材が使われています 石室は埋まっています 須恵器が出土しているようです 葛城山の南、水越峠越えの旧街道沿いに有り、とても見晴らしのよい場所です 琵琶の木は見当たりませんでした 少し東側に孫九郎山古墳と呼ばれる古墳が有るようです ★所在地;御所市関屋 ★交通;近鉄御所駅より...
View Articleドント垣内3号墳
巨石を用いた南に開口する横穴式石室が有る古墳です 撮影日;2011.12.11 径13mの円墳です かなり削られているようで、現状はカマクラのような形をしています 玄室は高さ・幅2m弱、玄室長2.5mほどです ★所在地;御所市伏見 ★交通;近鉄御所駅より バスで「伏見」下車 徒歩1分 ★駐車場;スペース有り ★入場料;見学自由 ★問合せ;...
View Article徳利塚古墳
とても見晴らしのよい場所に有る古墳です 撮影日;2012.01.03 径15〜20mの円墳と思われます 両袖式横穴式が開口しています 玄室長3.7m・幅1.9m・高さ2.2m 羨道検出長2.3m・幅1.5m・高さ1.8m 石棺(蓋は有りません)がそのまま置かれています 長さ2.5m・幅1.3m・高さ1mで、近江産の石材で作られています 片麻状黒雲母花崗岩という珍しい石です...
View Article高家平野古墳
箸墓古墳や大和盆地・若草山までもが遠望できる絶景の地に有ります 撮影日;2012.01.03 南西側に開口する両袖式横穴式石室が露出しています 奥壁部の大部分と天井石は既に無く、奥壁は部分的にコンクリートで補修されています 石室および羨道は石敷が施されています 羨道部の袖から約1.2mのところに、落差15cmの段を設けています...
View Article団栗山古墳
田圃の中にある古墳です 撮影日;2012.01.03 墳形は土取りによって不明ですが、現状では径30m・高さ1数mほどの円墳状です 墳丘上は柿の木や野菜が植えられた畑になっています 昭和11年、道路敷設の偽の土取りが行われた際に、土器・鉄製品など豊富な副葬品が出土しました なかでも金銅製の竜雀鐶頭(太刀の柄頭)や馬具の蛇行状鉄器は希有な遺物です...
View Article奈良県最古の道標
伊勢本街道沿いに有る道しるべです 撮影日;2012.01.08 「寛文4年(1664)」の年号が記されています 在銘では奈良県最古で、全国でも5番目に古い道標です 「右 いせみち 寛文四年 奉供養巡礼同行十二人 左 やまみち 十月拾五日」 昭和63年に元の位置に戻された板碑形の道標です 目視での判読はちょっと無理でした ★所在地;宇陀市榛原檜牧 ★交通;近鉄榛原駅下車 徒歩30分...
View Article長瀬薮1号墳
米川(よねがわ)の東側の竹薮の中に有る古墳です 撮影日;2012.01.08 高家古墳群(以前は長瀬薮古墳群と呼ばれていました)の盟主的な古墳です 一辺14m・高さ約4mの方墳です 石室は西側に開口しています 全長10.9m、玄室長約6m・幅約2.45m・現状高2.4m 羨道部長4.9m・幅約1.37m・高さ約1m...
View Article高家春日神社古墳
拝殿の右手前に石室が露出しています 撮影日;2012.01.08 遺跡地図の「14D-249」 墳形や規模は不明 石室は崩れてしまっているようで、木の根が石材に絡み付いています 石材は大きな岩が使われています 見晴らしのよい場所に位置しており、被葬者はかなりの有力者だったと思われます ★所在地;桜井市高家(高家春日神社「高田神社」) ★交通;近鉄桜井駅より バスで「八釣」下車...
View Article飛火野の大楠
一本の巨樹に見えますが、実は3本の株が融合しています 奈良公園飛火野園地に有ります(東側に鹿苑が有ります) 樹齢数百年の風格がありますが、明治41年の陸軍大演習の際、明治天皇が飛火野で休まれた御座所を記念して植えられたものです 根元を見ると三本の木が左右に広がって伸びているのがわかります 主幹は樹高25m、幹周り4.5m 3株を合わせた幹周りは11m程も有ります...
View Article赤埴の千対仏
子授けに霊験あらたかな地蔵菩薩の千体佛です 撮影日;2012.01.08 十六世紀の前半、赤埴家の養子となった越中守安正が生地の美濃の国から背負ってきた仏像が始まりと云われます 子供が欲しい人は願をかけて一体を戴いて帰り、願いがかなうと出産後に新たに一体を刻んで二体を納めるそうです 民俗学的にも貴重な文化財です ★所在地;宇陀市榛原下志明 ★交通;近鉄榛原駅より バスで「内牧」下車...
View Article伊豆神社の大杉
本殿と拝殿の間に立つ巨杉です 撮影日;2012.01.08 幹周6.8m・樹高49m有ります 環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」によると 樹高40m・目通り幹囲6.5m・推定樹齢300年以上となっています 元禄3年(1690)の本殿の棟札が残っており、その頃に植えられた杉でしょうか? ★所在地;宇陀市榛原高井504(内牧伊豆神社) ★交通;近鉄「榛原」駅より バスで「高井」下車...
View Article高井の千本杉
伊勢本街道沿いに有り、とにかく圧倒される巨杉です 撮影日;2012.01.08 県指定の天然記念物(昭和56年3月17日指定)です 弘法大師・空海が室生山へ登った際に、この場所で弁当を食べ、その箸を地にさしたところ生育したという逸話があります 融合したと思われる16本の幹がまっすぐに天を突き、迫力満点す 幹周については測定方法で諸説があります...
View Article